長崎 夜の裏路地 思案橋
長崎 夜の裏路地 思案橋
おんちゃス。
今回はわたくしが個人的に大好きな「裏路地」をご紹介します。
正式名称は ハモニカ横丁。
場所は長崎が誇る繁華街、思案橋入り口すぐです。
思案橋はわたくしが住んでる世界とは全くの別世界で、ほとんど行く事はないんですが、年に1回程どうしても行かなきゃいけない日があります。まぁ忘年会、送別会とかなんですケドね。
でもその度に必ず寄るのがこの「裏路地・ハモニカ横丁」。華やかな通りの裏にあるのがステキです。
看板や雰囲気からして、かつては賑やかな通りだったと想像できますが、時代と共にサビれていったのでしょう。
実は今でも1軒がお店を構え、裏口からですが2軒ほどお店へ入れる様になってます。
では、下手な説明よりも早速「Decadence・退廃的」な雰囲気を感じに参りましょう!
横断歩道を渡ります。思案橋入口、このパン屋さんが目ヤスです。
因みに大浦、中華街近辺からも行けますよ。
この鳥居(梅香崎神社)が目ヤスです。そのまま進。
そして「福砂屋 本店」前から左の思案橋通りを進めばOKです!
では「裏路地 ハモニカ横丁」へ参ります。この日は雨だったので、デカダンス感がさらにUPしてステキな夜になりました!
因みに灰皿横で喫煙を楽しんでる人達がいますが、ちゃんとマナーを守ってらっしゃるので心配ないです。反社的な人ではないでしょうw
左上、役目を終えた中華鍋群。かつては強火で色んなモノを炒めてたんでしょう。音が聞こえる気がします。
「くわ焼き」とは鉄板焼きみたいなモンらしいです。
みゆきさんの建物がレトロ感満載でステキです。是非見上げて下さい!
電車通りへ抜ける路地があります。張り紙に怒りが感じられますね。
トイレ…というか便所です。周辺のお店で鍵を渡されて使用出来るシステムになってます。
黄色い蛍光灯。トイレはここですよ~って意味だと思いますが、危ない雰囲気倍増です。因みに赤い幕はたこ焼き屋さん。平成初期はまだやってた⁉
少し進むとこの張り紙が。ハンガーがカオス感を増します。
以前は酒屋さんもあったんですね。
進。
ライトが点いてる看板「かわむら」さんの下で、怪しい官能的な甘~い匂いがしてきます。💞
シンプルな名前がいいです。
「しんこ」さん。いいですね。
もうそろそろ人通りが多い場所へ出ます。
通りへ出ました。因みにこの先にはかつて「銅座市場」がありました。
ほんの1~2年前、老朽化とお客さんの減少、そして底が抜ける…という事故があり撤去。
「銅座市場」こんな感じでした。写真は昔のスマホのモノです。
左に行くと「思案橋横丁」、右は「銅座町通り」です。余談ですがこんなモノを発見。昭和60年まで酒蔵があったって事?
では「ハモニカ横丁」を転進。また違う一面をのぞかせてくれますよ。
個人的にはこの辺が一番好きです。暗いの中、建築基準ギリギリの建物が並ぶ奥に灯る明かりが、雨に反射してステキです。
この後は写真のみで参ります。
思案橋入口へ出ました。このまま帰るもよし。
「行こか、戻ろか、思案橋」で悩むもよしw
以上、「長崎 夜の裏路地 思案橋」でした。
距離はせいぜい150m程ですが、往復、そして細かいディティールを良く見て撮影しながら歩くと、30分は掛かりますw
笑い声、異国の言葉・訛りのある日本語、中華鍋で炒める匂い・音、餃子系の匂い、焼き鳥系の匂い、日本酒・アルコールの匂い、そして怪しい官能的な甘~い匂いが混沌として、そして雨がまたDecadence感を増幅させてくれてました。
今回はこの様な雨の夜の写真でしたが、心の琴線に触れるのは人それぞれ。
時間、季節、天候によっても違うでしょう。
きっとわたくしとは違う何かが、貴方の心に響くと思います。
しかしこの退廃的なムードがステキな「ハモニカ横丁」、残念ながら「銅座川プロムナード」と題した新開発に伴い、撤去・解体されることが既に決定致しております。
その名の通り、実は暗渠(あんきょ)になっていて、この下は「銅座川」が流れています。
暗渠写真。水の流れる音が聞こえます。
新地中華街に行かれた方は分かると思うのですが、前を流れていたのが銅座川です。
あの川がこの下を通ってるんですね。
※因みに上流はチンチン電車電停「崇福寺」の横で見れますよ。今でも大ウナギがいるとかいないとか。でもホタルいます。
知らべると、解体・撤去は平成36年になってました。
つまり西暦2024年、令和6年です。
恐らく戦後の雰囲気がそのまま残ってる唯一の場所じゃないかと思います。
そんな場所の風景を残すって意味でも作ってみました。
興味がある方、ない方も是非行ってみて下さい!
残り時間、少ないです。
今回も見てくれた皆さん、有難うございました!
また色々やってみます!!
松浩G